11連続出勤確定

今週末の休日出勤が決まってしまいました。
毎年恒例のCADおよびPDMシステムのバージョンアップ作業の為です。
例によって俺の主業務からは少し外れるんですが、まあそれは仕方ないこと。それよりも土日が出勤になることで2週間連続出勤になってしまうのが、ちとキツイです。。。
上手くいけば来週の月曜日は休めそうですが、さてどうなることやら。

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最後にちょっとまじめな話

自分の仕事は一般にCAEと呼ばれる技術・手法の導入と運用、サポート、そして実践です。

CAEとは、簡潔に言えば、何か物を作るときにその物をあらかじめコンピュータ上で仮想的に作って性能を調べることを指します。

たとえば新しい車を開発するとき。
その車が時速60km/hで壁に衝突したら中の人はどのぐらいの衝撃を受けるだろうか?
エアバッグは上手く機能するだろうか?
中の人は本当に助かるんだろうか?

設計者はそれが気になります。
もちろん買う人にとっても重要な問題です。

でも、じゃあ実際に人を乗せてぶつけてみましょうなんて話にはもちろんなりません。やるとしたら人間と同じぐらいの重さの人形を乗せて実験するぐらいでしょうか。それでも膨大なお金をかけて作った試作機をぶつけて壊すというのは、あまり良い方法とは言えません。

そこで登場するのがCAEです。
仮想的な実験であればどんなに危険な試行錯誤も容易にできるし、実際にものを壊すより安くすみます。

こう書くとなんか良さげですよね。
仮想的なものだから危険はないしお金もかからない。
CAEって凄いですね。

 
 
・・・・ええ、もちろん世の中そんなに上手くはいきません。
実際には全然凄くないのです。

CAEの問題点、それは人間の認知能力の限界そのものです。

たとえば「リンゴが落ちる」という現象を説明しようとしたら。
学校で習った万有引力の法則を思い出し、重力加速度によってリンゴは徐々に落ちる速度が増す・・・・そんなことを考えます。

でも、実際はそんな単純ではないのです。

リンゴはどういう風に落とされたのか。
回転していないだろうか。
そもそもリンゴはどういう形状をしているのか。
実験してる場所に外的要因、たとえば風などはないのか。

そういった細々とした事象全てをCAEで再現することは大変困難です。
それはコンピュータの計算力の限界ということ以上に、人間が世の中の複雑な物理現象全てを明確に認知できていないからなのです。

もちろん、そこまで細かく考えなくて良いんだ、という人もいます。
ある程度の目安になればいいのだから、影響の小さい要因は省いて良いんだと。

でも、その影響の小さい要因ってなんでしょう?
そもそも人はある物理現象にまつわる全ての要因を認知できているわけではありません。
たとえば先のリンゴの問題にしても万有引力の源である重力波を、人は未だに計測できていません。
これでは小さい大きいを論ずる以前の問題です。

全ての要因を考慮できない仮想的な実験が、実際の現象と一致する保証はどこにもありません。

結局、CAEはせいぜい現実を真似て、近い状態を作り出すことしかできないのです。
人の命にかかわる製品をつくるときに、そんな曖昧な判断材料しかなかったら、大問題です。

そう・・・だから、私の仕事は一般的にあまり信用されていません。
参考程度に解析をしようか・・・・そんなことをこの1年間に何度言われたでしょうか。

CAEや解析とはなんなのか。
誰もが信用していないのに、誰もがCAEは必要だと言います。

あたりをつけられるだけでもその効果は大きい。
たぶんそれは真実だと思います。
もしくは設計者の自己満足の材料なのかもしれません。

でも、解析を専門に仕事としてる自分のような人間には、そういった曖昧なアイデンティティしかもっていないことが、とても苦痛に感じるときがあります。

自分は本当に役に立っているのだろうか?
 
 
 
来年こそはもっと自分の仕事に自信をもちたいものです。


ああ、なんかいきなりくらーい話になっちゃいましたね。
もっとサラリと書こうとしたんだけど・・・ただの愚痴になってしまった・・。
文章って難しい。
 
 
 
さておき、今年も皆様お疲れ様でした。
来年もよろしくお願いいたしますm(__)m
 
 

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