機種変更しました。

もう3ヶ月ほど前ですが、携帯を変えました。理由はバッテリーの持ちが非常に悪くなったためです。インジケータが「満タン」の状態から数十分程度で画面がブラックアウトすることが数度あり、そのまま使い続けることに限界を感じました。もしかしたらバッテリーを交換すればまだ十分使えたのかもしれませんが、もう4年近いの付き合いだったのでそろそろ変え時か、という気分に。
で、機種変更となると昨今は従来型の携帯かスマートフォンかという選択をまず最初に迫られるわけですが、自分のキャリアのラインナップを覗いてみたところ前者はびっくりするほどお寒い状況で、2011年冬モデルがなんと1種類しかありませんでした。驚きのノーオプションです。ある意味、悩む必要がなくて親切。対してスマートフォンはというと2011年全体で20モデルぐらい。この状況で敢えて従来型を選択するには何らかの特別な理由が必要ではないかと思うぐらいの差でした。とは言いつつも別にスマートフォンの必要性をまったく感じていなかったので、もうどんなのでもいいやってスタンスでその唯一の従来型モデルを選択するのもアリかなと一瞬思ったりしましたが、デザインがいまひとつで断念。そんなわけで、自分は少し考えてiPhoneを選びました。

スマートフォンは何もかもが初めてなのと、そもそも携帯にそれほどこだわりが無かったので、料金的にどうなのかとか、性能がどうなのかとかはあまり比較検討してません。既にiPodとiTunes使ってるし、マラソンの練習にNike+も使ってるし、iPhoneなら全部統合できていいかってノリです。敢えて他に理由を挙げるとしたら、android端末は「自分好みに細かく設定できるらしい」 ⇒ 「なんか面倒くさそう」というのもありました。正直もう、携帯ごときの細かい設定とかに時間を使いたくないというのが本音です。誰かが使いやすくプリセットしてくれたものをそのまま使いたい。自分と思想が似通った絶対君主に支配されるのが愚民にとってはむしろ幸せだ、というのが自分の考えです。
そんなわけで使い始めてまだ数ヶ月ですが、雑感などを。これからスマートフォン(というかiPhone4S)を検討する人の参考になれば幸いです。例によってこんなBlog誰も見ないだろうとか言ってはいけません。

・電話
 何はともあれ「携帯電話」という建前がある以上、電話がまともにかけられるかどうかは重要。これについては及第点だと思います。電話帳が若干使いづらいのが気になりますが、通話中に他の機能も使えるのでメモしたりネットで調べ物をしながらでも話ができるのは素直に素晴らしいと思いました。通話履歴やよくかける人の記録、留守録も普通に可能。個人的に一番の難点は、微妙に大きくて平べったい板を耳に当てて話すスタイルがもう野暮ったい、というところだと思います。後述しますが、これからこの手のモバイルはヘッドセット必須ではないでしょうか。

・メール
SMS/MMS(キャリア固有のメールシステム)も従来型と同様使えます。が、どちらかというともうPCに近いので普通にe-mail使えよ的なニュアンスをひしひしと感じます(つまり最低限の機能しかない)。もっともだと思うのですが、これまで携帯のメルアドで連絡を取り合ってた相手に、これからはe-mailにしてよといちいちお願いするのがたるいので、自分はまだMMSとかを使ってます。受信メールをフォルダごとに振り分けられないなど、不便なところもありますが、あんまりメール来ない人なので気になりません(※泣いてないよ!)。というか最近はむしろ自分の方が筆無精ぎみだったり・・・・返信率悪くてすみません。

・Music player
まんまiPodです。使い慣れてるので全く問題なし。心配してたバッテリー消費も意外に少なくて、かなりもちます。通勤で片道40分程度聴いて100% ⇒ 96% ぐらい。何よりデフォルトでBluetoothが使えるのが嬉しい。再生や停止操作にいちいちこんな大きなデバイス取り出すのはもうナンセンスだと思います。

・ブラウザ
Apple製品なのでSafariが標準で使えます。回線がキャリア的に遅い遅いと言われてます。恐らくその通りなんでしょうが、比較対象が4年前の携帯だった自分にとっては格段に快適になって感動しました。お上りさんみたいなもんです。これならちょっとした空き時間にネットでも見るかって気になっちゃいますね。以前は電車の中で携帯でWebを見てる人をみると、家でゆっくりやればいいのにと思ってましたが、これほど快適に閲覧できてしまうと、その気持ちも分かります。うーん、ネット中毒に注意ですねえ。

・カメラ/ビデオ
正直、あんまり使ってません。スペックや宣伝文句を読むと、それなりの機能があるみたいですね。個人的には純粋なカメラ/ビデオとしての利用よりも、他のアプリケーションの中で視覚情報の入力デバイスとして連携できることに面白さを感じました。一時期話題になっていたセカイカメラなんかもそうですが、例えばビデオ機能を利用して本のページをめくりながら録画すると自動的にOCRのような処理がされ、書籍の電子化(俗にいう自炊)ができるアプリケーションがあったりと斬新な使われ方もされてます。考えてみるとスマートフォンは音声や光学的情報の入出力、加速度計、GPSと贅沢なデバイスが集積されていて、しかもそれらがサードパーティのアプリケーション内で利用可能になっているため、アイデア次第で面白いことがいろいろできるんですね。そういう意味ではPCよりもずっとアドバンテージがあるのではないかと思いました。最近はウルトラブックが対抗意識を燃やして頑張ってるようですが、最初から方向性が違うような気が私はします。あっちはあっちで需要があるので無理に近づける必要はないんじゃないかな。

・Siri
4S発売当初話題になってた(?)iPhoneの音声認識システム。Siri姉さんは電話の授受、メールのやり取り、音楽プレイヤーの制御といった基本的操作から、オススメ飲食店の検索やら天気予報までなんでもござれの優秀な秘書だそうです。最終的にモバイル機器は音声によるコントロールが主に、キーボードは補助的になると信じて疑わない自分としては「やっとここまできたか」という思いがあります。だってこんなことも質問できちゃうんですからそら実装しない手はありませんよね(※たぶん出来ません)。問題はSiri姉さんが現状、日本語をまったく理解されない点だとよく言われますが、日々英語の勉強を怠らない自分にはまったく問題ありません。と思って購入当初、果敢に話しかけてみたんですが、これがもう散々な結果でして。What time is it now? ですら認識率は7割程度でしょうか。何が悪いのか(まあ発音だと思いますが)まったく見当違いな返事が返ってくることが3割ほどあります。というわけで、iPhoneは自分のような勘違い野郎の目を覚ませてくれるナイスガジェットでもあります。ちなみにGoogle翻訳に英文を読み上げさせてSiri姉さんに聞かせると9割以上の確率でちゃんと認識します。やっぱり発音の問題なんです。もう悔しいったらありゃしません。真面目な話、よく言われるRとLの発音の違いなど、基本をしっかりおさえて発音しないとダメみたい。ある意味凄い認識力です。使い方によっては良い発音訓練ツールになるのではないでしょうか。

・GPS
ぼちぼち使えます。初めて行くお店の場所を確認したりするのに重宝してます。あとバイクにRAMマウントを付けたので簡易ナビとしても使えるのではと期待中。ただしバッテリーの消費量は多いです。1時間で16%ぐらい減るので、ロングツーリングで利用するにはバイクのバッテリーから電力を供給したほうが良いでしょうね。これも他のアプリケーションとの連携が面白い機能だと思います。

・Youtube
なんかよく分からないけどデフォルトで入ってました。最初、ブラウザで見るのと何が違うんだと思ったけど、比べてみたら結構違いました。確かに専用なので使いやすい。iPhoneは(スマートフォン全般かな?)意外とそういうのが多くて、例えばAmazonとかニコニコ動画とかGoogle検索とか、ブラウザでも見れるのに専用アプリケーションがあってホーム画面からアクセスできたりします。ただのWebページへのショートカットではなくてUIが違ってたりして、まあ一長一短なときもありますが。ちなみに動画はPCで観たいので基本ほとんど使いません。

・ボイスメモ
いわゆる録音機能。ちょっと思いついたことを忘れないように吹き込んでおくのにとても便利。目からうろこが落ちた機能No.1かも。メモするのは面倒でもしゃべるのは一瞬なんですよね。

・リマインダー
忘れっぽい自分はToDoリストとして活用中。前述のボイスメモと連携できたら最高なのにといつも思ってます。GPSと連携して特定の場所に着いたら(特定の場所から離れたら)アラームが鳴って知らせてくれる、という機能もあるらしい。たぶん自分は使わないと思うけど。

さて、例によってだんだん書くのが面倒になってきました。
後は適当に今使っている標準以外のアプリケーションを紹介。

・Dragon Dictation
日本語音声テキスト入力ツール。しゃべったことが日本語の文章になります。思ったより精度が高くて感動しました。「これから帰ります」とか「今どこ?」などといった簡単なメールは殆どこれで作成して送信してます。片手で10数秒で完了するので便利。テキスト入力機能の弱いスマートフォンの強い味方だと思います。先ほども少し書きましたが、これからのモバイル機器は小さなヘッドセットを身に着けて本体はカバンの中に入れっぱなしにし、電話やメール程度なら音声のみで完結するのが将来的には理想だと自分は思ってます。いや、今だって英語ができればSiriで実現するんですけどね・・・。

・Nike+ GPS
基本はジョギングのお供に。走った距離、ルート、ペースなどが記録されます。試しにバイクでも使ってみましたが、問題なく使えてました。ツーリングの記録にも利用できるかもですね。

・Flashcards
単語帳です。英語の勉強中に見知らぬ単語やイディオムを見かけたら片っ端から入れてます。音声でも登録できるので楽。スライドショーで自動的に順次表示させておいて放置が基本。

・イマココ
GPSで現在地を調べてメールで送信してくれるアプリケーション。子供と遊んでて、今いる場所を嫁にメール連絡するのが面倒なときに利用。定期的に現在位置を自動送信して発信機みたいな使い方ができるともっと良いんですが。実際そういうのもあるみたいです。

・Oxford Advanced Learner's Dictionary
英語辞典。電子辞書代わりになります。

・乗車案内
どうなってるのかよく分からないけどWebのやつよりレスポンスが早くて使いやすい。運行状況とかもリアルタイムにかなり詳しく調べられるので人身事故とかのときに便利?なのかも。

・Google検索
音声入力で検索可能。これはとっても楽。ちょっとした調べ物ならPC立ち上げる必要がなくなりました。

以上です。

総評として、いろいろ遊べる面白いガジェットだとは思いますが、日常生活で必須のアイテムかと言われるとかなり疑問です。とても便利だよ!と心から言うためにはそれなりの工夫や努力(ニーズの創出)が必要で、それはそれで空しいと感じる人も多いのではないでしょうか。なんというか、初めてトランシーバーを手にした子供がその新しい機能に心躍ってみたものの、冷静に考えるとそれほど使いどころがない、みたいな。ただ、従来の携帯電話と比べてデメリットは特になくなってきているので、むやみに避ける必要もないかとは思います。
 
 

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