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パーフェクト

21日に行われた電脳戦、とっくに結果をご存じの方が多いと思いますが、永瀬さん勝利で人間側が2連勝となったそうですね。

 
私はこの手の話題に興味はあれどリアルタイムに追いかけるほどの熱意はないので、今回もニュースで結果を知りました。最後はプログラムの整備不足な点を突いての勝利だったそうで、その瞬間を観ていた方はさぞ驚かれたのではと思います。
 
今回の結果を知ってとても面白いなと思ったのは、永瀬さんがほぼ勝ちが見えていた状況で敢えて電脳戦ならでは手を指したところ。勝負を覆すための一手ではなく、「ダメ押し」的なお遊び、ファンサービスと言ってもいいんじゃないでしょうか。ほんと、こういった勝負ならではの興味深い結末だなぁと、個人的には思いました。なんとなく、「2001年宇宙の旅」に出てきたHAL9000を思い出します。人間の矛盾を背負い込んで自滅したコンピュータ。今回は、人間の無為が理解できなかったコンピュータ、ですかね。ちょっとSFちっくだとは思いませんか。
 
いずれにしても、今回は人間の完璧な勝利でしたね。
次回の第三局も興味深い勝負になることを期待しています。
 

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Comments

周到に準備して優勢だった点はすごいけど、「角不成り」は如何なものかと思ったよ。ルール違反ではないけど、意味の無い不成りなので、ただソフトのバグを突いただけと感じました。普通に勝てば良かったと思う。

Posted by: S | March 26, 2015 at 23:16

成っても成らなくても勝てることを見きったうえでの電脳戦らしい攻めの一手だと思うけどな。
とはいえ、「嫌らしい」という誹りを受けるのは理解できる。

まぁ、終盤プログラムが局面を正当に評価できていなかったことも含めて、ソフト側も得るものが大きい一戦だったのでは。

Posted by: 通りすがりの管理人 | March 28, 2015 at 00:46

こだわって申し訳ないけど、成らなくても、、、というところが。桂や銀なら戦術的にありえるけど、角や飛車の”不成り”は意味が無いわけで、対人戦で意図的にやったら、侮辱と受け取られる手だと思います。ポカミスもあるわけで、負荷低減のために”角不成り”の筋を排除していたソフト側にも問題があるけど、電脳戦の相手はプログラムだとしても作成者に対する敬意が足りない、と感じました。

Posted by: S | March 28, 2015 at 18:34

おー、無問題よ。たまには議論してみたい。
以下、あくまで自分の意見です。暇な時に読んでください。

対人戦で角不成りがマナーとして問題があるという意見は理解できる。でもその真意は、「あなた相手であれば成らなくても勝てる」という見下したニュアンスを与えかねないから、ではないのかな。もしくは「成っても成らなくても展開が同じだから手を抜く」という意味もあるか。

今回、永瀬棋士が角不成りを敢えて採ったのは、将棋上のルールで勝ちを見きった上で、さらに人とソフトウェアの戦い、所謂メタ的な戦いでも勝つために、相手の不完全な点を指摘したのだと自分は感じた。

自分は業務でプログラムのコードを書いているので、今回のような動作を「バグ」と表現するのは違和感がある。ハンドリングされていない例外処理が発生してハングアップしたわけではなく、Seleneは状況を適正に評価せずに王手を無視した次手を指示しただけだから。プログラムされた通りに正常に作動しているという認識。

人間には「精神的な好不調」や「疲労」という弱点があり、ソフトウェアにはコードに書かれたロジック外の臨機応変な対応ができないという弱点がある。電脳戦はそういったメタ的な戦いも焦点の一つじゃないかと思ってる。というかそこを楽しまないと、あまり美しくない変則的な将棋を観戦するだけのイベントになってしまう。

そしてここが議論の焦点だと思うんだけど、「ロジックに弱点や抜けがありますよ」と指摘することは「侮辱する」ことではないと自分は感じたんだよね。
ただし、作成者が思考時間を短縮するために敢えて角不成りを検索対象から外していたのか、それとも設定のポカミスなのかによっては、受け手側の心理として「恥をかかされた」となって、侮辱に近いニュアンスになってしまうのかもしれない。そこは微妙な点だと自分も思った。

結局何が言いたいかと言うと、ソフトウェア側の立場に立って考えると、Sさんのように感じるのも理解できるけど、人間側に明確な悪意があったとも言い切れないのではということです。

こういう議論が起きないように、普通に勝った後に指摘してあげるのが、確かに紳士な振る舞いなのかもしれないけど。前述したとおり、こういうのもあくまで「電脳戦ならでは」の勝ちにこだわった勝負の形なのかなと思いました。
ただ、調べるとSと同じようにメタ的な勝ち方をしたのが「興ざめ」という意見の方も多いみたいなので、今回のはやり過ぎだったのかもしれないですね。

Posted by: 通りすがりの管理人 | March 28, 2015 at 20:51

参考に。

https://www.youtube.com/watch?t=589&v=3a-8Sj1WOuw

これ観るとやっぱり微妙だね。

Posted by: 通りすがりの管理人 | March 28, 2015 at 21:52

コメントの最初の数行の通り。仮に私がプロと対戦してコテンパンにされても、角不成りは侮辱に感じるレベル。評価も分かれているみたいだけど、将棋で飯を食っているプロであるからこそ、相手を侮ったような手を指してはいけないと思いました。試合前か試合後に指摘すれば十分。
”ポカミス”についてはプログラムじゃなくて人間側の意味でした。プロでも二歩で負けたりするし。ソースは忘れたけど、プログラム側は意図的に不成りのスジを削除していたし、棋士はその可能性を認識して試したと読んだよ。侮るつもりは無くて実験したかっただけなんだろうけどね。

Posted by: S | March 28, 2015 at 23:24

ゆーちゅーぶ見る前に書いた笑

Posted by: s | March 28, 2015 at 23:28

棋士のコメントを信じるなら、侮ったわけでも勝負に関係ない興味からの実験で不成りにしたのでもなく、あくまで「勝つ可能性をさらに上げる為に」やったことになってるけど、確かに、そこの受け止め方次第でまったく印象が違うな。将棋で勝てば十分で、メタ的に勝つ事に意義がない(むしろただの侮辱である)、というならまったくもってSさんの主張通りだと思います。

実際のところ、今回の件、プログラムの作成者はどう受け止めたんだろうね。動画の受け答えからはその辺りが判断しかねたので、上のコメントで「やっぱり微妙だね」と書いたんだけど、不成りなんて馬鹿にしやがってコノヤローって内心、思ってたのかな。

Posted by: 通りすがりの管理人 | March 29, 2015 at 00:33

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