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『ALL YOU NEED IS KILL』

先ほど地元で観てきました。トム様主演のSF映画。これを観なくて今年は何を観るというのか。信者上等です。

 
で、結論から書きますが、この映画、かなり良かったです。久しぶりに心からストーリーが面白いと思える作品でした。さすが原作が日本のライトノベル?というだけあって、日本人好みのお話なのではないでしょうか。いや、日本人好みというより、ゲーマー好みというべきかもしれません。
もろにネタバレになりますが、世界観の元ネタになっているのはたぶん「ガンパレードマーチ」だと思います。いわゆるループものですね。
 
先月「STEINS;GATE」もやっていたので、最近この手のものに縁があるなと思って観てましたが、あちらの主人公がなかなかタイムリープの特性や利点などに気がつかなかったり、肝心な部分で鈍感だったりしたのに対し、トム様は2度目のタイムリープから「記憶をもったままやり直す」ことの利点を最大限に利用しようとします。それはもうやり過ぎなぐらいに。
 
この演出が最高に面白く、前半の30分は窒息するかと思うほど笑いました。映画館でこんなに笑った(声を殺してですが)のも久しぶりです。例によってレイトショーで人がほとんど入ってなくて良かったです(封切二日目なんですけどね)。
 
恐らく、映画を観たほとんどの方が連想すると思いますが、この作品の基本的なモチーフは「覚えゲー」です。死ねば死ぬほど生きるのが上手くなる。つまり最強の戦士に近付く。ゲーム好き人間としてこれほどすんなり腑に落ちる設定もないです。
 
トム様が作中で「ここからは初めてのステージだ」と呟くシーンなんて、もうそのまんま過ぎて苦笑してしまったぐらいです。このある程度、わざとやっている感が作品のテンポの良さと相まって面白かったです。
 
ただ、何度も死ぬ、というより、正解ルートを探すために意図的に殺されるシーンが連続するので、あれを実写でやられると気が滅入るところもあります。現実にあのようなことを繰り返して精神が耐えられるのかという至極まっとうな疑問はやはり感じました。
 
結局のところ、この作品のテーマは「挑戦と継続、忍耐、そして成長」であって、それはつまり、普通の人生で大切なことと同じなんですよね。時間を遡ろうが何しようが、人間にとって大切なことは変わらないというのが、この映画の言いたかったことなのかもしれません。
 
なお、この手の作品には外せない、せつないラブストーリーももれなく含まれてます。が、少し分かりにくくて、ストーリーを深く理解していないと「珍しくロマンス成分の少ない映画だ」と勘違いするかもしれません。そもそも気がついてもハリウッド映画なので絵的にイマイチのめり込めない人が多いかも・・・?私はまったく問題ありませんでしたが。ヒロイン役のエミリーブラントは美しさと強さを兼ね備えたハマり役だと個人的には思いました。
 
 
繰り返しになりますが、この映画、本当にお勧めです。
少なくともゲーム好きな人であればかなり楽しめると思いますし、あまり興味のない方でもストーリーがよくできているので、広く勧められると思います。機会があったら是非観て下さい。
 
 
しかし、最近の「トム様」×「SF」作品は私的にハズレが無くて嬉しい限り。きっとトム様の仕事の選び方が自分の好みに近いんでしょう。
これからもこの組み合わせは絶対に Don't miss it だと確信しました。
 

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Comments

星型の棘皮動物(の変体)が襲ってくるやつだよね。小説のほうは発売されたときに読んだ。けっこう独創的だったので覚えているよ。

Posted by: ササキ | July 08, 2014 at 23:23

お、さすがいろいろ読んでるね。小説は面白かったのかな。
エイリアンは映画だと動きが速すぎて形が良く分からなかったけど、触手がうねうね動きながら襲ってくる系だったよ。
ストーリー、ありそうでなかったタイプだよね。確かに独創的だと思う。

Posted by: 通りすがりの管理人 | July 09, 2014 at 23:55

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