« September 2013 | Main | November 2013 »

FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア

先日から、FF14をやっています。今のところとても楽しいです。久しぶりのがっつり課金式ネットゲーム。それも国産というと、もしかしたら『PSO』以来かもしれません。忠実なEQクローンという触れ込みに心がうごきました。やってみると確かに基本はEQぽい、と思うところもありますが、それ以上に「凄くFFっぽい」です(当たり前か)。小学生の頃からFF、FF2、FF3・・・と触れてきたおっさんからすると、良くも悪くも懐かしい気持ちになります。あー、そういえばFFってこんなゲームだったよねっていう。
まだ中盤に差し掛かったあたり?ですが、ちょっとひと段落したので、40近いおっさんから見た所感を軽く。
 
基本的にFFって一本道のストーリーや演出を無理矢理見させられるRPGだったと記憶してますが、驚いた事にMMORPGになってもそれは健在です。メインクエストをたどって行くと、如何にもFFらしいムービーがこれでもかと展開します。しかしこれは懐かしい反面、正直あまり楽しくなかったりします。MMOにありがちな「お使い」が多いのも退屈ですし、何より肝心の世界観が薄っぺらくて没入感もほとんどありません。演出が日本のお家芸とも言える漫画アニメ的なのは悪くないというか、むしろ日本のゲームとしてもっと前面に押し出せば良いと思いますが、造り込みが今一歩なんですよね。昔のFFってもっとクオリティ高くなかったですっけ?記憶の美化?それともこれからが本番でしょうか。
FFらしく良いところといえばなんといっても音楽。これはとても良くできていると思います。街中、フィールド、戦闘時、どれもこれも良い意味で耳に残ります。作曲家さんは往年のあの人ではないようですが、たまに過去作のアレンジなんかもあって、ファンサービスも忘れてません。
適当に作っても美男美女になったり、どう見ても幼児にしか見えない種族がいたりといったキャラクタデザインも、海外産に慣れていると奇異に映りますが、まあ慣れです。もともとこういう系も嫌いではないのでこれはこれでアニメ的に愛でる別の楽しみがあります。
あとは、「クリスタル」「光の戦士」「ジョブチェンジ」「飛空艇」「チョコボ」などなどお馴染みの小道具がこれでもかと入っていて、ほんと良くも悪くもFFワールドを上手く作り出してるなという印象。
 
一方、FFっぽいところ以外は基本EQです。とにかくグループ戦闘が楽しい。やはりヘイトとクラウドコントロールを軸とした戦闘システムは大変秀逸だったと再認識しました。FF14では通常4名でグループを組むので簡略化されている要素も多いですが、個々のメンバーがそれぞれ自分の役割を果たす事で強敵を打ち破る快感は、十分に堪能できます。メインクエストの戦闘がソロ限定とか、いまいち意味がわからないところもありますが、基本的にはクエストをこなして経験値やアイテムを手に入れ、レベルを上げてダンジョンに挑む、という流れは一緒です。
ようするに、EQの骨組みの上にFFの皮を上手く被せた良作というのが今のところの感想でしょうか。
 
ただ、このゲームにも他のMMORPGと大きく違うなと思うところがあります。それは、ダンジョンがすべてプライベートエリアであること、そしてコンテンツファインダー(以下CF)という機能があること。
このCFというのは、例えばどこかのダンジョンに行こうと思った時に、CFにそのダンジョン攻略の参加申請をすると、その時同様に申請している他のプレイヤーを全サーバーから検索して、タンクやヒーラー、アタッカーの組み合わせを考慮した上で自動的にグループを組んでくれるというものです。このシステムがあるおかげで、この手のゲームの醍醐味であり同時に人によっては面倒でもあった人間関係の構築がほとんど不要になるという、斬新なゲームデザインを確立しています。表面的にはオフラインRPGとあまり変わらない感覚でプレイできるよう設計されているわけです。攻略中はお互い自由に会話ができますが、最深部のBOSSを倒すとインスタンスエリアが消滅してグループは強制解散となり、攻略の過程でどんなに仲良くなってもサーバーが違えば再び一緒に遊ぶ事はほぼ不可能。結果的に良くも悪くも無理にコミュニケーションをとる必要がないという気持ちにさせられます(実際、みなさんほとんど無口です)。昨今のソーシャル系?の風潮でもある「ゆるい繋がり」をMMOで実現しているといえるのではないでしょうか。後半ダンジョンの難易度的にCFで組んだ野良パーティではキツイなど、いろいろ問題もあるようですが、個人的にはエポックメイキングな発想ではないかと思いました。
 
FF13がレールプレイングゲームだと揶揄されていたことは記憶に新しいですが、結局のところFF14でも同じです。メインクエストは一本道ですし、それを辿っていくと前述したCFで強制的にダンジョンに参加させられ、そのダンジョンすらほぼ一本道。BOSSとの戦闘も基本的にFF伝統の覚えゲーです。
前にも書いたように私は今のMMORPGの、与えられたコンテンツをみんなで消費するだけというというデザインは「MMORPGとしては」好きではないのですが、ここまで突き抜けているとかえって清々しく感じます。次世代のネットゲームの形として、これはこれでアリなんじゃないでしょうか。オフラインPRGには飽きたけど、オンラインPRGもちょっと面倒臭そう、という方にお勧めできるように思います。
 

| | Comments (2) | TrackBack (0)

« September 2013 | Main | November 2013 »