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ゲーム徒然 その2

体調不良につき、間が空いてしまいましたが、今年期待の作品について。

既に方々で宣伝しまくっているので今更どうかとも思うのですが、『Dragon Age:Origin』。Mass Effectなど一般にも評価の高い作品を開発してきたBio Ware の新作RPGです。といっても英語版は1年以上前にリリースされており、既にプレイ済みという人も多いことでしょう。残念ながら自分は英語のヒヤリングに自信がなかったためスルーしてしまいましたが、この度まさかのローカライズ版発売ということで、これは特攻せざるを得ないといったところ。毎度のことながらspikeグッジョブ!と言いたいけど、こんな本数の出ない洋ゲーローカライズばっかりしてて採算がとれているのかとても心配です。

ちなみにBio WareはかのBalder's GateやNeverwinter Nightsの
開発元(人的に)としても有名で、要するにD&DなどのTRPGでゲームの面白さに目覚めたヲタク集団の巣窟という噂。そのあたりも個人的に期待する理由の一つなのですが、一番の決め手は、単純に世間の評判が良いことですね。前述のBGやNWNのようなTRPGの流れを汲むタイトルは、その独特なシステムの回りくどさ、複雑さからCRPGにしてはクセがあり、テンポが悪くなってしまいがちです。日本だけでなく欧米ですら一般受けがそれほど良くないものもざらなのですが、本作は全世界で300本以上の売り上げを誇っています。どのようにしてTRPGとCPRGの相性の悪さを克服しているのか、個人的に興味深いところ。
巷の評判では、洋ゲーにしては珍しくストーリーに重きを置いているようでFFのようなカットインムービーが大量に挿入されるとか。とはいえ、「FF13はRPGじゃないよね」とコメントしていた方々が作っているので、日本のにありがちなプレイヤーの介在を極力排除したアドベンチャーゲーム的作りにはなっていないと思われます。
まあ、お手並み拝見といきましょう。

ちなみに、世界的に評価が高いとは言え、結局のところ洋ゲーですので日本人には敷居が高い部分があると思います。異質な文化への耐性があまり無い方にはお勧めしません。
それと、戦闘システムは純粋なアクションではなくRTS的との話です。私がみたところ、MMOの戦闘システムをそのままシングルスタイルに置き換えたという印象。TRPGの流れをくむクラスルールと相まって、ヘイト管理とクラウドコントロールが最重要になってそうです。そういうチマチマした制御が嫌いでなければ楽しめる気がします。
正直、私もどの程度戦闘が面白いかは読めないなあと思ってます。戦闘システムに限って言うなら、日本のゲームには海外ものにはない面白さが結構ある。海外のはリアリティにこだわりすぎていてケレン味が足りないんですよね。日本人にとっては。

ところで、話がちょっと脱線しますが、最近心配だなーと思うことを少し。
ここ数年、日本や海外のゲームクリエータが日本製のゲームに対してネガティブな発言している記事をしばしば見かけます。たしか1年ほど前にもそんな内容の記事を紹介した覚えがあります。
私は日本製だとか海外製だとかにこだわらず面白いものであれば何でもプレイしたい派なので、どちらもそれぞれの味を大切にしながら頑張って欲しいと思っているのですが、確かに最近の日本のゲームは海外ユーザーへのアピール力が低下してきてるなあという思いもあったり。
ところがこの手の話に対する日本人の反応って軒並み反抗的なんですね。前にも書いたようにユーザーの「嗜好」の要素が強い問題なので、もちろん何が正しいという話ではないんですが、「日本のゲームはつまらない」という評価に対して「好みの問題だから、ほっとけ」「日本のゲームは日本人が楽しめれば良い」という反応は如何なものだろうと自分は思うのです。これでは同人モノに関わる人のメンタリティとなんら変わりません。志向が内向きに過ぎます。曲がりなりにも商売をしているのですから、一部の人にヒットすれば良いんだという後ろ向きな発想は自分達の首を絞めるだけです。
実際これから縮小の一途をたどることが確実な日本の市場だけで将来どれだけ良いゲームがつくれるというのでしょうか?DSやPSPのような比較的安価な開発費で作成できる携帯機器用ゲームだっていつまで採算がとれるか分からないと思います。
ただ、だから日本人の嗜好を無視して海外受けをするゲームを作ろうと言いたいわけではありません。むしろ日本のゲームの持ち味をもっと海外の市場に積極的に売り込むべきだと私は思っています。(もちろん多少は他文化への迎合も必要ですが)
恐らく、お手本になるのは「ゼルダ」「ポケモン」「マリオ」といった任天堂系のタイトルではないでしょうか。「日本のゲームはつまらない」というコメントに対して「でも海外のゲームにない、こういう面白さ、良さがあるよ」とポジティブに対話できる、売り込める精神こそがこれからの日本には必要だと思います。そしてそれはゲームの業界に限った話ではないと思っています。

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Comments

ちょっとネットで検索してみたところ、海外での日本製ゲームの売上はなかなかのポジションのようだよ。1ユーザにとって売上本数=面白いではないだろうけど、一番わかりやすい指標だと思う。一方、日本市場での売上本数TOP30に海外製品は入ってこないみたいだから、日本人は日本ゲームが好きなようだね。この現象にはいろんな見方があると思う。アジア諸国はどうなんだろ。台湾は日本のマンガや小説の翻訳物がいっぱいあったから素地はあるのかな。中国人は言語をローカライズするんじゃなくて製品ごとローカライズして自社製品で販売しそう。ちょっと逸れたけど、個人的には一般的にいってどの業種でも日本メーカの海外売上比率は着実に上がってると思ってるよ。日本市場が衰退しているのもあるけど。

Posted by: ササキ | January 28, 2011 at 00:58

なんだかんだでFFとかも北米を中心に売れてるよね。ファンがいるみたい。一昔前はもっと人気あったみたいだけど。下の動画を観た事ある?皮肉ってるようだけど愛情も感じるんだよな。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm5974592

さておき、ウチの会社の製品はもうほとんど海外向けだね。市場の規模が国内とは全然違うから、少ししかシェアとれなくても国内だけで売ってるより儲かる。というより、ササキの言うとおり、国内需要の低下が厳し過ぎるんだと自分も思います。
日本のゲームは世界に受けいられる余地がまだまだあると思うので、頑張ればもっと売れるんじゃないかな。バイオとかMGSみたいなリアル路線よりもキャラゲーの方が日本の味が出てて良いと思う。

Posted by: 通りすがりの管理人 | January 29, 2011 at 00:18

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