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『チェンジリング』

表題の映画を鑑賞しました。監督はクリント・イーストウッド。ちなみに音楽もクリント・イーストウッド。なんだか青島さんみたいな人ですね。それはそうと作品の詳細はこちら
正直に言うと、観る前に想像していた話とはまったく違いました。ミステリというカテゴリで紹介されることが多く、「行方不明の息子が見つかったと思ったら別人だった」「でも別人だということを何故か警察が認めない」という紹介文から、『フォーガットン』系のミステリかオカルト作品のように感じられていたのですが、そうでは全くなく。普通のサスペンス・ドラマでしたね。どちらかというと『フライト・プラン』に似てたかな。あれよりももっと理不尽な話でしたけど。
ベースが実際にあった話であり、そのことが冒頭で語られることにより、ストーリーの理不尽さが一層際立ち、観る者の憤りを煽るように作られています。実話を題材にして社会的な問題を提起する、いかにもクリント・イーストウッドらしい良く出来た作品だと思います。自分も子持ちなため、主人公の母親の気持ちを想像すると胸が締めつけられるようでした。最後まであまり救いのない話ではあるのですが、唯一、司法がまともに機能していたところがホッとさせられます。ただ、実話ならドキュメンタリーでやって欲しい派としては、あざとい演出がところどころあって、少し残念だったかな。特に精神病院での描写とか、権力の恐ろしさを強調したかったんでしょうけど、本当にそんなことがあったのか?と疑問に思うほどベタで安易なシーンが多く、そこだけは閉口しました。この感覚は『硫黄島からの手紙』を観たときとまったく同じなので、恐らくクリント・イーストウッドの目指す作品性に自分と相容れない部分があるのだと思います。基本的には良く出来た作品ですので、シリアスな映画が好きな方にはオススメできると思いますが、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のような不条理劇にある程度抵抗のない人でないと観てて辛いかもしれません。

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