« 映画Week(三日目) | Main | 映画Week(六日目) »

映画Week(四日目)

(※以下、物語の核心に触れた文章があります。未見の方はご注意下さい。)

四日目は『テラビシアに架ける橋』。ファンタジーのコーナーに置いてあったけど、テーマは少年の成長物語で、どちらかというと人間ドラマ系でした。初日から三日間、重い作品ばかり観てきたのでここいらで一休みしたくてこれをチョイス。結論から言うと「まあまあ当たり」だったと思います。

まず原作を先に読むべきだったと少し後悔しました。随所にみられる「端折った感」がかなり気になります。いい話なんだけど、ちょっと尺が足りてないというか。必要最低限のエピソードだけ抜き出してるのではないかな。
あらすじは、アメリカのド田舎に住む少年が、転校してきた美少女とたくましい想像力を駆使して近所の森の中に二人だけの秘密の王国、テラビシアを妄想、もとい、創造する、とかそんな感じ。見方によっては典型的なボーイミーツガールものなので、いい歳したオジサンを甘酸っぱい気持ちにさせてくれる。「うーん、若いねえ君たち」とか言いたくなる。
主人公の少年は社会生活(家族との関わりとか学校とか友達とか)に若干の問題があるという設定で、まあそれが転校生と仲良くなるうちに心を開く方法を学んで解決していくと。正直この辺は結構ベタな展開だと思いました。もともとそんなに問題があるようにも感じられないところも個人的には甘い演出だと思います。(「ダークナイト」を観た直後なんでそう感じるのかも)
んで、こういう話を観て思うのは、やはり人間社会で生きてく上で自分の世界(想像力や感性)と現実とのバランスはちゃんととりましょうってこと。バランスさえとれてれば、そういう「拠り所」をもたない人間よりもずっと強くなれるのだから、何も捨てることはないのです。この作品に出てくるお父さんのように、息子に現実をみることを忘れさせないと同時に、自分の感性で空想することの大切さもちゃんと教えられたらベストですね。まあ現代ではその空想が不健全な方向にいき易いという問題もありますが・・・。右へ習え、長いものに巻かれろ、みんながやってるから、みんなと一緒なら安心、という風潮が未だにある日本において、自分独特のものを大切にすることを教えるのは、難しいけれど本人の為にも必要なことだと思います。
こういう内容なので、この作品は原作の小説を読む方が主題を理解し易いのではと思います。得るものもきっと大きいのではないかな。とりあえず本屋で見つけたら即ゲットしようと思いました。

■総合評価
ストーリー   ★★★☆☆
キャラクター ★★★☆☆
世界観    ★★★★★
音楽     ★★★★☆

■この映画に向いてる人
 ⇒ マイノリティの気持ちが分かる人。もしくはアナソフィア嬢の眼力にやられちゃった人

■向かない人
 ⇒ あれ?エルフとかドワーフはいつ出てくるの??とか求めてるジャンルが違う人

 

|

« 映画Week(三日目) | Main | 映画Week(六日目) »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/45764/45910868

Listed below are links to weblogs that reference 映画Week(四日目):

« 映画Week(三日目) | Main | 映画Week(六日目) »