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映画Week(初日)

お盆休みに入りました。小さな子供がいるので今年も旅行の予定はなし。地元のお祭りを巡ったり、兄貴の家に遊びに行ったり、息子の誕生会をしたりという感じです。
私的には最近また映画熱が高くなってきたため、連休中はゲームをお休みして寝る前に映画を観ることにしました。

というわけで、今週は映画のレビューWeekです。時間がなくて全部紹介できない可能性も高いですが、まあこういうのってただの自己満足なので気にしないことにします。ネタバレごめんの剛直球でいきますのでこれから観ようと思ってる方はご注意下さい。

まず一本目は『ミスト』。いきなりB級映画ですね。われながらファニーチョイスです。
スティーブン・キング原作のオカルト映画。アメリカの片田舎を突然襲った「霧」と地震によって主人公を含めた数十人がスーパーの店内に閉じ込められるところから物語りは始まります。というかそのスーパーの店内で物語の9割りが語られ、残りの1割でちょっと外に出て終わるという、まさかの密室系群集劇。私はてっきりツイピークスばりに田舎町のあっちやこっちで怪しい話が展開すると思い込んでいたので肩透かしをくらいました。この手のって低予算で作れるメリットがある反面、よほど脚本が良くないと話が中だるみするという危険性があると思うのですが、まあこの作品は頑張ってる方だった気がします。
ちなみに結論から先に言うと、「霧」は軍が極秘に研究していた異次元への扉が誤って開いてしまったことによって流れ込んできたもので、一緒に異形の者どももこちら側へ進入してきて人々を襲っているという設定。出てくるクリーチャーは登場順に「蛸足のようなもの」「虫のようなもの」「ビヤーキーのようなもの」「大型重機サイズの恐竜みたいなやつ」「超巨大な多足の何か(山ぐらいある)」という感じで、まあ私はバカの一つ覚えのように「ラブクラフト系か・・・」と独り納得しながら観ていたわけです。古き印ぐらい書いておけよおまいら(※たぶん効果ない)
スーパーの外に出るとすかさず捕食されるため、逃げるに逃げられず閉じ込められてしまった人々が例よって日常的な思考能力やモラルを失って暴走し始めます。今作では宗教家が大人気で、気がつくと店内が信者でいっぱい。この霧は奢った人間への罰だから素直に受け入れろとか説いてる割には生贄を差し出すと助かるとか分けわかんないこと言い出す始末。この辺はいかにもスティーブン・キングです。とりあえず主人公は自分の車で逃げようと、まだ信者になっていない数人を誘って脱出の算段を整えます。んな危険なことしないで様子みた方がいいんじゃないかと思ってたら、夜になると虫みたいなのが凶暴化して窓を突き破って侵入してくるみたいで、まあにっちもさっちも行かない状況でしたね。パーティーメンバーは主人公、その息子、若い教師の女、スーパーの店員1、店員2、おばあちゃん、おじいちゃん、の計7名。そのうち戦闘力があるのは、斧を持った主人公と小型のリボルバーをもった店員1だけ。ただしこの店員1が何かの射撃大会で優勝したとかって設定で命中率が異常に高く、かなり使える。頼りない見た目とのギャップがいい感じでした。
んで、宗教一派とすったもんだして大きな犠牲を払ってスーパーを飛び出てみたところ、生き残ったのは主人公と息子と女教師とじいちゃんばあちゃんの5人だけ。そのあと車のガソリンが尽きるまで霧の中を走ったけど結局霧が晴れるところまでは進めず、あえなく万事休すとなります。
ここまで観て結末が読めない映画だなーと思ってたら、その後まさかの集団自殺。怪物に食われて死ぬぐらいなら銃で楽に死なせて欲しいという理屈で満場一致。分からなくもないですが、ここまで頑張った割にはお前ら諦め早いなと思わずにはいられない。直前で見た山ぐらいある巨大な異形のシルエットが絶望感を与えたというプロットっぽいですが、観てる人がどこまでそれに共感できるか・・・・。ちなみにリボルバーの残弾が4発しかなかったため、主人公は自殺できず、諦めて車の外にでて泣きながら「カモーン!!!」と霧の向こうに叫んでたら、そこから軍の大群が現れて無事保護されるというオチでした。

なんだろうな。どこまで感情移入できるかによって評価が変るんだろうけど、自分の手で息子を殺めてしまった直後に自分だけ助かってしまうという皮肉、この世の無常さを素直に感じ取れるかというと、実に微妙なところです。ハリウッド映画としては確かに珍しいパターンだけど、こういう悲劇(喜劇)ってシェイクスピアを引き合いに出すまでもなく昔からあるわけで、ただ、安易にそういう結末を使ってしまうと余計チープになる諸刃の剣だと思うわけです。本作はギリギリ及第点というのが私の評価かなぁ。もう少し「どうしようもなさ」「無力さ」「絶望感」みたいなものが演出されていればオチに説得力がついただろうにと思いました。

■総合評価
ストーリー   ★★★☆☆
キャラクター ★★★☆☆
世界観    ★★★★☆
音楽     ★★☆☆☆

■この映画に向いてる人
 ⇒ クリーチャーの造形を見て「いあ!いあ!くとぅるふ ふたぐん!」とか呟いてテンション上がっちゃう人

■向かない人
 ⇒ ラストで、「素直にガソリンスタンド探せば良いんじゃね?」とか冷静なツッコミ入れちゃう人

 

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