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上には上がいる

一週間遅れですが、山中湖ロードレースのレポートを書いてみることにします。マラソン初参加ということで記録の意味もこめて。

前日のエントリーにも書きましたが、当日は天候が非常に悪く、富士山を望みながら爽やかな初夏の湖畔を走るという計画は完全に崩れ去りました。前夜に山中湖に着いたときにも激しい雨が降っていて、車のライトでは10m先も見えないほど。空いている駐車場を探すのに苦労しました。山中湖ロードレースは朝早くからスタートするので、自分のように前日から来て車内で寝てる人が結構いるんですね。しかし今年はこんな天気だったので雨滴が車の屋根やボンネットを叩く音でほとんど寝られませんでした。山中湖に着いたのが夜中の0時過ぎだったのですが、そこから寝袋に入ってもほとんど寝られず、悶々としているうちに空が明るくなってきたため、5時半頃には諦めて起床。気がつくとランニングウェアやジャージを着た人々がたくさん歩道を歩いていました。早いですね。慌てて自分も前夜にコンビニで買った朝ごはんとVAAMを摂取して狭い車の中で着替。6時半から受付開始なので、まずはゼッケンをもらいに傘をさして会場へ行くことにしました。

駐車場から会場の地元中学校までは歩いてみると結構距離がありました。本当はもっと近くに止めたかったのですが、前夜はまっくらで土地勘もなかったので適当なところに停めてしまったのです。ちょっと後悔。。会場に着くとそこはもうどこの難民キャンプかというほど人が密集していてびっくり。グラウンドも水溜りだらけでグチャグチャ。とても入る気にならず、なるべく端のコンクリートのところを歩いてゼッケン引き換え場へ。このときまで、正直なところ、こんな雨の中ほんとうに決行するのか疑問に思っていたというか、半分ぐらいもうやる気が無くなっていたのですが、ゼッケンを受け取る他の人たちの顔を見たとたん、そんな気持ちの自分が恥ずかしくなりました。もうね、目の輝きが違うんです。天気とかそんなの全然関係ねえって感じ。むしろ大雨ウェルカム!でしたね、あの表情は。困難であれば困難であるほど燃えますみたいな?どこの修行僧だよ。

もう腹くくるしかありません。とりあえずゼッケンをもっていったん車に戻りました。スタートまで1時間なかったので、すぐにランニングシャツに着替えることにします。当日のコンディションにあわせられるよう何通りか持ってきていたのですが、雨は降っていてもそれほど寒くなかったので、半袖とハーフスパッツを選択。さらに前日、急遽作成したゴミ袋のカッパをポケットに入れました。最初から被って行こうか迷ったのですが、他にゴミ袋使っている人が見当たらなかったのでちょっと恥ずかしくなってしまい、ウィンドウブレイカーを羽織って雨をしのぐことにして出陣。再び会場へ向かいます。

会場はさっきよりもさらに人が増えて、もうちょっとした移動もままならない状態でした。この天気でこの混雑ぶりなら、晴天のときはどうなっちゃってたんでしょうか。それともあまり変らないのかしら。うーん、この人たちならそうかもな。などと考えながら、車の鍵や雨よけに使ったウィンドウブレイカーを預けに体育館へ。ふと見ると体育館の2階の更衣室は長蛇の列。車で来てて良かった。
この頃にはまた雨が強くなってきていて、もう恥ずかしいとか言ってる場合じゃないと思い、ゴミ袋を装着しました。よくみたらそこかしこに同じような即席カッパを着ている人がいて一安心。倉庫の軒下みたいな場所で軽く30分ほどストレッチをして、トイレを済まし、さあ気合をいれてスタート地点へ移動開始です。

情報では30分以上まえからスタート地点で陣取らないと良いポジションは取れないみたいな話だったのですが、あまりに雨足が強かったためかそれほど密集しておらず、それなりに前のほうまで進めました。スタートの合図が鳴るまで15分ほどの間、体を冷やさないように足踏みなどをしながらひたすら待ちます。地元の村長さんとか演歌歌手だかが応援に来てたようで、なにやら頑張って下さいとかコメントしているのを聞きながら、こういう人たちも雨の中大変だよなとか思っていると、いつの間にやら5分前。そしてついにスタート!

この手のマラソンは渋滞で最初の数分間ほとんど走れないのがお約束みたいですが、なぜか最初から流れが良く、気持ちよく走り始めることができました。最初の2,3キロは特に問題なく、キロ6分ペースで軽く流しました。このあたりは予定通り。さすがに大きなマラソンイベントだけあって、ペースの速い人も多く、かなりの人に抜かされましたが気にしないことにしました。初陣ということもあって自分のペースを崩したら後半どうなるか分からなかったためです。ちなみに自分が参加したのはハーフマラソンだったので走行距離は21km強です。いままでの練習で一度だけ20kmを走ったことがあったのですが、そのときはちょうど2時間ぐらいのペースで問題なく走れました。今回はそれを踏襲して無理なく完走する作戦です。

3km地点あたりで給水場があったのですが、走っている途中に水を飲む練習をしていなかったので、逆に体調を崩すのが怖くて手に取りませんでした。もっと長いレースや、暑いときなどはちゃんと補給したほうがいいんでしょうね。それにしてももう給水か?という気分でしたね。走り始めてすぐ水が必要になるもんなのかちょっと疑問でした。さておきこのころからちょっと緊張もほぐれてきて、周りを見渡す余裕が出てきました。他のランナーを見ると年配の方が割といて、自分の見た感じ「40,50代の男性」→「20、30代の男性」→「20、30代の女性」→「外国人」→「その他」といった順に多かったでしょうか。なぜか女性は若い人以外いなくて、ちょっと不思議。いや、若い人にしか目がいってなかっただけとかそういうことではありませんよ?たぶん。

7kmあたりから長い上り坂。自分はキロ5分というまったりペースだったので特に問題なくクリア。このあたりから脱落して歩き始める人、倒れる人、歩いてるのとほとんど変らない人なんかが出始めてました。
続いて下り坂。調子に乗ってスピードを出すと膝が逝かれることが練習で判明していたので、意識してスピードを調節。平地にでてから再びスピードを上げました。と、そのとき、目の前に富士山の雄姿が!!残念ながらまだ頂上は雲に隠れていましたが、雨雲の間に美しい裾の輪郭が垣間見えました。いやはや大きい。やっぱり大きい富士山。裾だけでこの迫力だもん。あー、天気が良かったらどんなに感動したことだろう。などと一人悔しみ、それでも富士山を見れたことに気をよくして少しニヤつきながら、この不審人物は突然ここで調子にのってスピードをアップ。

14kmあたりまでキロ4分半ほどで走りました。雨の日だと言うのに傘をさして沿道で応援してくれている地元の人にときどき手を振りました。自分みたいな記録を狙っていないファンランナーは楽しんでナンボです。少年野球の子供がハイタッチを要求してきたので同じファンランナーな方々と一緒に対応したりしながら、とりあえず息が苦しくならない程度のスピードでいけるところまで巡航。

15km地点あたりで湖一周コースの人々と別れ、スタート地点に戻ってきて2週目に突入します。ここからが辛いと事前情報にあった通り、確かに精神的にキツかったです。足も膝のあたりに違和感が出始め、スムーズに動かなくなってきてました。足首の動かし方に気をつけて、ペースを落としながら膝をかばうように走りましたが、この走法だと今度は違うところに無理がでることがわかっていたので、早くゴールに着かないかと焦りが出ました。そういう時ほど長く感じるのが人間というもの。最後の数kmは余裕もなくなり、ひたすら足を動かすだけの辛い時間でした。最終ストレートは中学校までの登り道で、これはもう気合でスピード上げて乗り切りました。そしてついにゴール!

結果からいうと、タイムはグロスで1:54:05、ネットは分からず。順位は1540/3904だそうです。実は後半のペースアップで他の人を追い越し気味に走っていたので、そこそこ良い順位がとれるんじゃないかと淡い期待をかけていたのですが、終わってみたらごく標準的な成績でした。まあマラソン始めて半年かそこらの人間が上位に入れるほど浅い世界ではないってことですね。素人はただ走るだけの競技に思ってしまうけど、人間が長時間走る為に必要なトレーニング、資質、戦略は他のスポーツに引けをとらないんですよね。精進あるのみです。

山中湖ロードレースの感想ですが、今年は天気が悪かったので本来の良さが味わえなかったとはいえ、プチリゾートっぽい雰囲気の中で走るのはやはり気持ちの良いものでした。
ただ、やはり遠い。移動するために燃料費とか高速代もかかるし、小遣いの少ない身としてはあまりに痛いです(結局家からかなり出させてもらいましたが・・)。マラソンって参加費もバカにならないので、できれば次からは近所の大会に参加しようと思いました。

ところで最後に、なぜ自分がマラソンなんぞ始めたのかですが、実は最終目標があります。たいした事ではないので敢えて書きませんが、それが達成されたらスパッと止める予定です。4年後か5年後ぐらいでしょうかね。それまでは暇をみつけてトレーニングしたり大会にでたりしてボチボチ体を作ろうと思ってます。健康のためとか、走るのが楽しいとか、そういうのは正直あまり思ってません。後者はランナーズハイになってるときは少し感じますが、概ね走るのは退屈で好きではありません。Nike+で音楽聴きながらじゃないと走る気にならない時点で自分はマラソン向きじゃないですね。ただ、結果的に健康になるのは悪くないと思ってます。

こんななんで本当に続くか分かりませんが、まあいけるところまで頑張ろうと思います。

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今度は雨かよ

山中湖ロードレースに参加するため、これから車で出発します。今晩は車内泊の予定。ちなみに明日の山中湖の天気予報は「強雨」。もちろんその場合でも決行です。マラソンてのはそんなもんらしいです。とりあえずゴミ袋に穴あけて持ってくことにしました。

おかしいなー。雄大な富士を眺めながらのんびり走る予定だったんだけどなー。

この憤りをどこへもっていけばいいか誰か教えて下さい。

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そうだ、奥多摩へ行こう。

というわけでGWも最終日となるこの日、東京の僻地、奥多摩湖周辺へツーリングへ出かけました。表題からするとふと思い立って出かけたような気楽な感じですがもちろん嘘っぱちで、実際は育児と家事に終始するであろう連休に軽く鬱になっていた折、友人Aからツーリングのお誘いメールが入り、ここぞとばかりに嫁を説得し、なだめ、哀願し、ようやく勝ち取った休日だったのです!
いつにも増してテンションと日本語がおかしいですが気にしてはいけません。

コースは、八王子の「道の駅滝山」で友人と合流し、そのまま滝山街道を北上、青梅街道に入りひたすら西へ西へと山沿いを走って奥多摩湖に出て、周遊街道に入って南下、檜原村を通って五日市に出て帰る、というものでした。東京周辺のツーリングとしては、ごくオーソドックスなプランだったのではと思うのですが、途中、初心者丸出しの私がはぐれたり、道に迷ったりもしたため、終わってみたらそれなりのボリュームになってたような気がします(苦笑)

この日はとても天気が良く、じっとしているとすぐに汗ばむぐらいの気温。ただ風も強かったためそれほど不快ではありませんでした。走っているときにバイザー越しに感じる爽やかな空気がたまらなく気持ちよかったです。

峠は初めてだったので、始めはかなり緊張していたのですが、スピードさえ抑えて走ればそれほど危なくはない、ということも分かりました。と言いながら、周遊街道のあたりで猛スピードで走り抜けていく他のバイクのペースに呑まれ、調子に乗ってヒヤっとする場面も何度かありました。身の程を知るという意味でもいい勉強になったと思います。走行距離も1万km近くになり、そろそろ運転も上手くなってきたかと自惚れていたところがあったので、一気に冷や水をかけられた気分でした。街中を走るのと峠道を走るのとではスピードのコントロール、ギアの選択、体重移動、何一つとっても気の使い方が全然違うんだなあと。ただ、それは峠で速く走るには、ということであって、前述のようにゆっくり走るぶんにはそれほど気にしなくて良さそうでした。まあ、初心者が下手に色気を出さないほうが良いということだと思います。

おまけで少しだけ写真をアップ。
今回全体的に写真を撮ってる余裕がありませんでした。
Okutama0805061
奥多摩湖の休憩所にて。天気が良かったからかGWだからか、奥多摩湖周辺はバイクだらけ。道を走ってても前も後ろもずっとバイクというのは初めての経験だったのでとても面白かったですね。他の人のラインの取り方とかも観察できて勉強にもなりました。ちなみに手前が私の雀蜂。左奥は友人Aの愛機ボルドーです。ボルドーと言っても拘束具を身にまとってカタールを振り回すおっさんじゃないですよ、って誰も分かりません。

Okutama0805062
檜原街道沿いでちょっと遅めの昼食をとりました。メニューは山菜蕎麦。普通に美味しかったです。

Okutama0805063
東京唯一の村、檜原の名所である払沢の滝。ちょっと観光っぽいこともしてみよう、ということで頑張って足を運んでみました。近くで名物「卯の花ドーナツ」もゲット。嫁さんへの献上品です。今回のツーリングにおける最重要アイテムといっても過言ではありません。

というわけで初ツーリング、楽しかったです。朝8時に出発して夕方17時ごろに帰宅。走行距離は191.7kmでした。最後になりましたが、初心者の私にあわせて、すり抜けや巡航速度を抑えて走ってくれた友人Aに感謝します。たぶんもっと先へ先へと行きたかった場面が多かったのではと思うのですが、最後まであまりペースを崩さずつきあってくれました。どうもありがとう。

 

次回は伊豆方面へ食の旅に出る予定です。乞うご期待(俺が)。

 

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ギレンの野望(ジオン公国編 完結)

恐ろしいほどのスローペースでしたが先日第3部もクリアして、なんとかジオン公国編は完全制覇いたしました。長い道のりでしたね。たしか2月の出張前に買ったので、かれこれ2ヶ月半ほどかかったことになります。しかし終わってみると辛くて時間がかかったのは前半だけで、前回のエントリーからエンディングまでは非常に楽チンというか退屈な展開でした。その理由はエゥーゴとティターンズを生かさず殺さずの状態で残しておき、開発を一気に進めたりしてしまったから。これがもう完全に失敗。とりあえずと思ってアクシズが出現する前にガーベラテトラ改とハイザックC、ケンプファーを大量生産し、万全の体制で臨んでみたらもう楽勝過ぎてゲームではなくなってしまいました。第三部も△ボタンでオート戦闘させても勝ててしまうため、だいたい30分で終了。デバッグモードかクリア後2週目かって感じの酷いバランス。やり直そうにもドーピング前のセーブデータが無く、もう投げやり気味に終わらせました。ジーク・ジオン・・・。

総評ですが、戦術と戦略の両方が手軽に楽しめるSLGとしてはやはりなかなかの良作だと思いました。「敵軍に勝てる戦力を如何に準備するか」と「多少の劣勢を戦術で如何にカバーするか」の両方が楽しめるという贅沢。コンシューマ機ではちょっと珍しいゲームではないでしょうか。MSが無敵のロボットではなく、あくまでただの兵器として扱われていて、戦争の中にバランス良く溶け込んでいるのも好感が持てます。ただニュータイプだけはやはりちょっと突出気味。こういったヒーロー漫画的な要素をガンダムの味として良しとするか否かは人によって意見が分かれるのではと思います。自分は好きですが、ゲームとしては簡単になっちゃってますね。
あとちょっと気になったのは、この世界の状況説明があまりに不十分なこと。確か前作、前々作ではもっと世界状況が語られた覚えがあるのですが・・・今作ってガンダム知らない人は完全においてけぼりじゃないですかね。旧作の頃からそうだという見方もあるかと思いますが、より酷くなった気がします。せっかく魅力的な世界設定があるのだから、もっと語って盛り上げて欲しかったなあというのが素直な感想です。まあ、ガンダム好きなら「やっぱガンダムに乗ったアムロは無敵だぜ!!」みたいな自作自演シチュエーションでいくらでも楽しめるし、そういった客層をターゲットにしてるのでおっけーみたいなところがあるとは思いますが。斯く言う私もララァの乗ったエルメスとドズル・ザビが乗ったビグザムの強さに感動しっぱなしでしたしね。
というわけで非常に堪能いたしましました。ご馳走様です。

 

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