« September 2005 | Main | November 2005 »

最後の一撃は

『ワンダと巨像』を買いました。

どうなんでしょうか。とりあえず予想通りゲーム性はあまりありません。一種のシミュレータですかね。かなり甘い再現性ですが、雰囲気は味わえます。「ああ、自分は今、巨大なモノに立ち向かっているんだなあ」っていう。それが全てといったら言いすぎかもしれませんが、その雰囲気をじっくりと味わえないとこの作品はあんまり面白くないんじゃないかと思います。
僕なんかはこれ、一種のロールプレイングゲームだと思うんですがどうでしょうか。
 
たとえば草原を愛馬と一緒に走る。途中、小さな泉を見つけて一休みをする。一息ついて、アグロを呼び、古の剣をかざして目的地を確認し、再び走り出す。

基本的に巨像と戦う合間はずっとこんな感じです。「スタート」→「巨像を探す」→「倒す」→「スタート」→・・・という大変単調な繰り返しゲームですので。
で、上の例で言うと、正直なところゲーム的に移動中休む必要はまったくありません。疲労度とかあるわけじゃないので。
ないんですが、綺麗な泉をみかけたらそちらによってみたくなるのが人情ってもんじゃないですか。そこで体力が回復するとか、泉の精霊が出てきて何かくれるとか、そういうゲーム上のメリットがなくても、美しい景色に人は魅かれるものです。そういう主人公を演出したくなる魅力があるという意味で、この作品はロールプレイングゲームだなあと思うわけです。
わかりやすく言うと、独りで勝手にシチュエーションを想像して恍惚とできる人向けということです。いわば妄想系。
私にぴったりです。

 
一つ気になる点をあげるとすると。
この作品、主人公とプレイヤが心理的な面で微妙に一致しません。
CMでも使われている「最後の一撃は、せつない」というコピー。これが自分的にはうーんって感じです。
確かにせつないんです。巨像を倒した瞬間、ああ、なんの罪もないのに殺してしまったという罪悪感。あんなにも巨大で生命力に溢れていたものが朽ちていく瞬間に、なんともいえない寂しさを感じます。
でも、主人公はそれでも巨像を倒し続けなければならないわけです。なぜならそれは大切な人を蘇らせるために必要なことだから。
でも、この大切な人の説明が一切ないんです。名前も、主人公との間柄も、なんで死んでしまったのかも。

正直、「なんでこんな殺生せなあかんのやろー」とか思いながらやる方も多いんじゃないですかね。てか最後まで明かされないんでしょうか。まだ序盤だからこれから追々説明があるのかな。
気になります。

とりあえず、そのへんの設定も全部妄想しとけってことですかね?

| | Comments (9) | TrackBack (0)

かちこち

これの中級に勝てません

ふつーに、3手でストレート負けしたりして、数秒間頭の中が真っ白になったりもしました。頭が固いとかそういうのを通り越してただのアホじゃないかと思ってみたり。
ゲームシステム的に恐らく勝ちパターンというか定石があるんだろうなとは思いますが、そこまで考える気力もなく、簡単に投げ出してしまう根気のなさが我ながら情け無し。仕事で疲れてるんだとお決まりの言い訳を呟きつつ。。。

でも来週末までには絶対勝ちます。
 
 
 
おまけ。
COSMOS-01
昭和記念公園のコスモス。
今日は天気が良すぎて汗だくになりました。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

たまには漫画の話でも

『皇国の守護者』という漫画を読みました。
個人的には久々のヒットです。
最近漫画からは離れつつあったんですが、これは良いですね。こういう作品があるというところが漫画業界の懐の深さなんでしょうか。まあ原作があるので、純粋な漫画作品ではないみたいなんですが、この手の話を漫画で表現しようとする発想、さすが漫画大国日本って感じです。ただの商売根性かもしれませんが・・・。

これは架空戦記ものというんですかね。日露戦争か第一次世界大戦に酷似してますが、翼龍や導術と呼ばれる、想像上の生き物、一種のテレパシー能力が登場するところなどは確かに漫画的です。が、その要素をあまり前面に出していないのが私には好感触。これらのファンタジー要素が軸となって戦局が大きく変わったり、非現実的な力で敵をなぎ倒すような話ではありません。龍はただ使い勝手の悪い空輸手段でしかないし、導術はレーダーや通信機(作中の文明レベルからすれば飛びぬけて高性能だとしても)以上のものでもありません。戦局を左右するのはあくまで人の知略と単純な物量であり、その戦術、戦略もいまのところ現実的です。良い意味で地味なストーリー展開ですね。個人的にはそこが大変イイと思います。

もう一つ私好みなのは主人公の性格です。頭はきれるが無慈悲かつ徹底的な合理主義者。でも内面では感情的な部分、弱さもあったりします。これだけ聞くと、昨今でありがちなダークヒーロー系じゃないか、と思われるでしょうか。うーん、恐らくみなさんが想像されるのとはちょっと違ってると思います。この毒々しい主人公に感情移入できるかどうかが評価の分かれ目かもしれません。

さておき架空戦記ものに抵抗がなければ、とりあえず一読の価値ありだと思います。

| | Comments (5) | TrackBack (0)

« September 2005 | Main | November 2005 »